検査オプション
オプション検査のご案内
当院の人間ドックに追加できるオプション検査のご紹介です。
追加することで疾患を発見できたり、体内の変化に気づき健康寿命の維持につながることが
期待できます。当日追加ができるものが大部分ですが、一部は完全予約制となっております。
※便潜血反応検査(2回法)…1,320円(税込)
※甲状腺機能検査…4,950円(税込)
※骨密度検査…2,200円(税込)
【オプション追加時のご注意】
・当日追加ができるものが大部分ですが、一部は完全予約制となっております。
・コースによっては、もともと含まれている検査もありますので追加される際は重複していないかご確認ください。
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション案内です。
健康保険組合や企業契約がある方は、ご契約に沿ったお申込みが必要です。
予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
腹部エコー(事前予約制)
超音波で内臓や腹部大動脈の状態を調べます。
ベッドに横になった状態で行い、被爆の心配や検査による不快感などが少ない検査です。
- ◎腹部エコーが含まれているコース
- WEB限定…胃カメラB~D、バリウムB~D、ピロリB~Dコース
レディース(胃カメラ、ピロリ、バリウム)、生活習慣病コース - WEB以外…B~Dコース、生活習慣病コース
- WEB限定…胃カメラB~D、バリウムB~D、ピロリB~Dコース
- ◎この検査を推奨する方
- 喫煙者、飲酒される方、肥満の方、肝炎キャリア・糖尿病・慢性膵炎の方
- ◎発見できる主な疾患
- 肝臓がん、膵臓がん、脂肪肝、胆のうポリープなど
料金 ¥7,040(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
腹部CT
ペースメーカー・除細動器等を装着されている場合は実施できません
CT検査は、腹部超音波検査では見えにくい部分の異常を見つけることができます。
撮影速度が速く、短時間で広範囲の高精細な撮影が可能なため、息止めの時間も短く比較的負担が少ない検査です。
- ◎腹部CTを含むコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 喫煙者、飲酒される方、肥満の方、慢性肝炎、肝炎キャリア、糖尿病、慢性膵炎の方
- ◎発見できる主な疾患
- 腹腔内臓器の病変(肝臓がん、膵臓がんなど)
料金 ¥19,360 (税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
腫瘍マーカー
がんによって血液中に増加する物質量を測定します。ただし、早期がんでは上昇しないことが多く、がんがなくても上昇する場合もあります。現在、PSA(前立腺がん)検査以外は、腫瘍マーカー単独検査をがん検診として推奨するエビデンスはないことをご理解の上、ご利用ください。
(詳細はこちら)
※こちらの検査についての医学的なご質問は、当日医師に直接お問い合わせください。
事前予約のほか、医師と相談後の当日申込も可能です。
- ◎この検査が含まれるコース
- 【CEA(おもに大腸)、CA19-9(おもに膵臓)、AFP(おもに肝臓)】
- WEB限定…胃カメラC・D、バリウムC・D、ピロリC・Dコース
- WEB以外…C・Dコース
- 【SCC(おもに肺)・シフラ(おもに肺)・PSA(前立腺/男性)】
【SCC(おもに肺)・シフラ(おもに肺)、CA15-3(乳癌)、CA125(おもに卵巣)】- WEB限定…胃カメラD、バリウムD、ピロリDコース
- WEB以外…Dコース
料金 (税込)
- CEA(おもに大腸)…¥1,760
- CA19-9(おもに膵臓)…¥2,200
- DUPANⅡ(おもに膵臓)…¥2,090
- SCC(おもに肺)…¥1,870
- シフラ(おもに肺)…¥2,860
- AFP(おもに肝臓)…¥1,870
- PIVCAⅡ(おもに肝臓)…¥2,420
- CA125(おもに卵巣)…¥2,530
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
大腸フローラ
腸内細菌からみた疾患リスクを調べ、以下のような評価または判定を行う検査です。
- ・腸内環境のバランス判定
- ・大腸がんのリスク判定
- ・便中細菌の種類やバランス(下痢・便秘のタイプ判定)
- ・太りやすさの評価
- ◎大腸フローラが含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 便秘・下痢が気になる方、肥満の方
- ◎検査方法
- 当日検査キットをお渡し致します。
ご自身で採便、指定の検査機関宛に検体をご郵送して頂く検査です。
結果は当院より郵送でお届けします。
- 当日検査キットをお渡し致します。
料金 ¥22,000 (税込)
【企業の健診で受診される方へ】
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胸部CT
ペースメーカー・除細動器等を装着されている場合は実施できません
X線で体を輪切りにした画像を撮影します。
撮影速度が速く、短時間で広範囲の高精細な撮影が可能なため、息止めの時間が短く、比較的負担が少ない検査です。また時間の短縮により、低被爆にもなっています。
胸部X線では限界がある大動脈の状態確認や小さな肺がんなどの発見にはCT検査が有効です。
料金 ¥19,360 (税込)
【企業の健診で受診される方へ】
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胃カメラ(事前予約制)
空の状態になった胃に内視鏡カメラを入れ、直接観察しながら病変を見つける検査です。
経鼻または経口のいずれかを選択して頂きます。
- ◎胃カメラが含まれているコース
- WEB限定…胃カメラA~Dコース、レディース胃カメラコース
- WEB以外…バリウムからの変更(+¥7,150)
- ◎この検査を推奨する方
- 喫煙者、飲酒される方、肥満の方、ピロリ菌感染歴のある方
- ◎発見できる主な疾患
- ◎検査方法
- ・経鼻または経口どちらか選択して頂きます。
- ※【参考】感覚に個人差があるため、鼻と口どちらが良いというご案内はできませんが、経鼻用チューブの方が経口用より細く、不快感を感じる人が少ないです。
- ・局所麻酔(鼻または喉)を行い、チューブを体内に通します。
- ・検査時間は10~15分程度です。
- ・抗擬固・抗血栓薬を処方されている方は、組織検査(生検)を実施することはできません。
- ・麻酔薬のアレルギーがある方は実施できません。
- ・鎮静剤使用は、当院で鎮静剤を実施したことがある方のみとなります。
新規鎮静剤は不可(通常の局所麻酔での検査になります)
- ・経鼻または経口どちらか選択して頂きます。
料金 +¥7,150(税込)
- ※コース内のバリウム検査から胃カメラ変更時に追加される料金です。
- ※胃カメラ単独での検査は行っておりません(人間ドックのお申込みが必要です)。
【企業の健診で受診される方へ】
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ピロリ菌検査
感染すると胃がんのリスクが高まるピロリ菌の感染有無を調べます。
血液検査または便検査どちらかお選び頂けますが、過去にピロリ菌の除菌歴がある方は便検査で行います。
- ※ピロリ菌検査コースでの検査方法は、便検査となっております。(血液検査に変更可)
- ※ピロリ菌の除菌後の効果判定にも利用可能ですが、除菌について主治医で検査を予定している場合は主治医のもとで検査を受けてください。
- ※胃酸分泌抑制剤(ネキシウム、タケプロン、パリエットなど)を服用中の場合は、便抗原検査では偽陰性となることがあります。
- ◎ピロリ菌検査が含まれているコース
- WEB限定…ピロリA~D、レディース(ピロリ)コース(検査方法:便検査)
- WEB以外…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- ・ご家族に胃がんやピロリ菌感染者がいる方
- ・井戸水を生活用水としている(していた)方
- ・胃バリウム検査で「慢性胃炎」となる方
- ◎発見できる主な疾患
- 【血液検査】
ピロリ菌感染によって体内に作られるたんぱく質(抗体)量を調べることで感染の可能性を調べます。- ※除菌歴のある方は、数年間陽性となることもあるので除菌の判定には使えません。
- 【便検査】
便中にピロリ菌の成分(抗原)が含まれているか調べます。- ・郵送で検体容器を受け取り済みの方は、検査当日に容器を提出
- ・容器の受け取りがまだの方は、検査当日に容器をお渡しします。
後日当院宛にご郵送ください(※必ず切手を貼ってご投函ください)
料金 ¥1,980(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
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頸動脈エコー(事前予約制)・血圧脈波・BNP
高血圧症・脂質異常症・糖尿病・喫煙・受動喫煙・多量飲酒習慣のある人は動脈硬化が進行しやすくなります。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞・脳卒中などの血管疾患や心不全、腎機能障害のリスクが高くなります。動脈硬化と心不全について評価可能な検査は以下の通りです。
- ◎血圧脈波が含まれているコース…A~Dコース
- ◎頸動脈エコー、BNPが含まれているコース… 該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎検査を推奨する方
- 喫煙者、受動喫煙者、肥満の方、高血圧、糖尿病、脂質異常の方、多量飲酒習慣のある方
①頸動脈エコー(事前予約制) ¥7,260(税込)
頸動脈の動脈硬化の程度を超音波でスキャンして評価します。
②血圧脈波 ¥1,320(税込)
両手足の血圧を測定して、太い動脈の硬さや狭窄の有無などを調べる検査です。
- ※不整脈・大動脈弁閉鎖不全(弁膜症の一種)のある方は精度が落ちることがあります。
- ※人工透析シャントや血圧測定できない腕・足がある方は実施に制限があります。
③BNP(血液検査) ¥1,870(税込)
心臓にかかっている負担の大きさを調べます。
動脈硬化検査セット(事前予約制) ¥10,450(税込)
①~③の検査のセットです。
【企業の健診で受診される方へ】
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マンモグラフィー
乳房を圧迫板で挟み、薄く延ばして撮影することで乳がんの初期症状である微細な石灰化やセルフチェックではわかりにくいしこりなどを検出することができます。
女性の検査技師が担当致します。
(40歳未満の方、高濃度乳腺の方はマンモグラフィー画像では乳腺の状態を捉えにくいため乳房エコー(超音波)検査を推奨いたします。)
- ◎マンモグラフィーが含まれているコース
- WEB限定…レディースA~Dの乳房エコーをマンモグラフィーに変更(+\2,860)
- WEB以外…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 40歳以上の女性、高濃度乳腺ではない方、飲酒される方
- ◎発見できる主な疾患
- ※妊娠中・妊娠の可能性がある方は受けられません。
- ※授乳中・断乳後6か月以内・豊胸手術後の方・ペースメーカー・水頭症治療の管が入っている方のほか、長時間立ち続けることができないなど撮影に必要な体勢が取れない方は、安全面と検査精度の点から検査をお断りしております。
料金 ¥7,480(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
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乳房エコー(事前予約制)
エコー(超音波)による検査を行います。
40歳未満の若い方や、マンモグラフィ画像では見えにくい正常乳腺の白みが強い(高濃度乳腺の)方は、エコー検査を推奨いたします。
- ◎乳房エコー検査が含まれているコース
- WEB限定…レディースA~Dコース
- WEB以外…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 40歳以上の女性、高濃度乳腺ではない方、飲酒される方
- ◎発見できる主な疾患
- ※妊娠中・授乳中の方でも検査可能ですが、乳腺が発達している時期は正常乳腺でも画像が乱れやすく精度が落ちることをご理解ください。
料金 ¥4,620(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
眼底カメラ
眼底カメラで撮影して検査し、眼や網膜の状態を調べる検査です。日本人の失明原因の1位である緑内障は自覚症状が出てからでは回復が困難です。眼底写真により緑内障の早期発見が可能となります。
- ◎眼底検査が含まれているコース
- WEB限定…胃カメラA~D、バリウムA~D、ピロリA~D、レディース全コース
- WEB以外…A~Dコース
- ◎発見できる主な疾患
- 緑内障、眼底出血、動脈硬化など
料金 ¥1,540(税込)
眼圧検査
眼球が球の形を維持する為の内圧を調べる検査です。専用装置を使い眼に空気圧をあてて数値を判定します(低眼圧は網膜はく離、高眼圧は緑内障に注意が必要です)
※コンタクトを外して検査します(ケースをご持参ください)
- ◎眼圧検査が含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
料金 ¥1,100(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
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子宮頸部細胞診
子宮頸部の細胞を採取して、がん細胞やがんに注意を要する細胞の変化がないか調べる検査です。
- ◎子宮細胞診検査が含まれているコース
- WEB限定…レディース全コース
- WEB以外…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 女性、喫煙者
- ◎発見できる主な疾患
- 子宮頸がん
- ※生理中の方は検査できません
料金 ¥5,720(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
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卵巣がん検査(水曜・木曜限定の検査)
経膣エコーと腫瘍マーカーCA125(採血)を組み合わせて診断し、その場で実際の超音波画像をご覧頂き、付属器腫瘍の有無やその症状を詳しく説明します。
婦人科腫瘍専門医・がん治療認定医が実施します。
- ◎卵巣がん検査が含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 腹囲増加が気になる方、下腹部痛や下腹部膨満感のある方、本人または血縁者に乳がんの方がいる方
- ◎発見できる疾患
- 卵巣がん
- ※生理中・妊娠中の方は検査できません。
- ※こちらの検査についての医学的なご質問は、当日医師に直接お問い合わせください。
事前予約のほか、医師と相談後の当日申込も可能です。 - 卵巣がん検査の詳細はこちら
料金 (税込)
- 卵巣がん検査セット(経膣エコー+腫瘍マーカーCA125)…¥5,500
- 子宮体がん+卵巣がん検査セット…¥8,800
- 婦人科がんセット(頸がん+体がん+卵巣がん)…¥14,520
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
子宮体がん検査(水曜・木曜限定の検査)
子宮内腔に細い管を挿入して子宮内膜細胞を採取し、顕微鏡で診断する検査です。
婦人科腫瘍専門医・がん治療認定医が実施します。
- ◎子宮体がん検査が含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 不正出血のある方、本人または血縁者に乳がん・大腸がんの方がいる方、ホルモン補充療法をされている方
- ◎発見できる疾患
- 子宮体がん
- ※経膣エコーで子宮の状態を確認しながら細胞を採取するため、経膣エコーは必須となります。
- ※生理中・妊娠中の方は検査できません。
- ※経膣分娩が未経験の方や子宮筋腫がある方は検査管挿入が難しい場合があります。また個人差はあるものの、ある程度の出血や痛みを伴うこともありますが通常はすぐに軽快します。
- ※こちらの検査についての医学的なご質問は、専門知識を有する医師がお伝えしますので、
当日医師に直接ご相談ください。事前予約のほか、医師と相談後の当日申込も可能です。 - 子宮体がん検査の詳細はこちら
料金 (税込)
- 子宮体がん検査セット(経膣エコー+子宮体がん細胞診)…¥5,500
- 子宮体がん+卵巣がん検査セット…¥8,800
- 婦人科がんセット(頸がん+体がん+卵巣がん)…¥14,520
【企業の健診で受診される方へ】
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PSA(前立腺がん検査)
血液中の前立腺腫瘍マーカー濃度を調べます。前立腺がんのほか、前立腺肥大、前立腺炎でも上昇することがあります。前立腺がんは近年増加し続けていますので、50歳以上の男性は特に推奨します。
- ◎PSA検査が含まれているコース
- WEB限定…胃カメラD(男性)、バリウムD(男性)、ピロリD(男性)
- WEB以外…Dコース(男性)
- ◎この検査を推奨する方
- 50歳以上の男性
- ◎発見できる主な疾患
料金 ¥2,200(税込)
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口腔内フローラ
唾液から判明する口腔内フローラ(※細菌叢:さいきんそう)から、歯周病・口臭・虫歯リスクについて評価します。
歯周病は糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞・誤嚥性肺炎・アルツハイマー型認知症などと関連があることも報告されています。歯周病への注意を高めることでこれらの疾患予防につながり、健康寿命を延ばすことが期待されています。
※細菌叢(さいきんそう)…細菌集団
- ・むし歯菌、歯周病菌の割合
- ・口臭リスク
- ・口腔内の菌叢(きんそう)のタイプ分け
- ◎口腔内フローラが含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 歯周病、口臭など口内トラブルが気になる方
- ◎検査方法
- 当日検査キットをお渡し致します。
ご自身で唾液を採取、指定の検査機関宛に検体をご郵送して頂く検査です。
結果は当院より郵送でお届けします。
- 当日検査キットをお渡し致します。
料金 ¥22,000 (税込)
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アミノインデックス
血液中のアミノ酸バランスの状態から、現在のがんリスクと将来の糖尿病・脳卒中・心筋梗塞などのリスクを判定します。がんについては、肺・胃・大腸・膵臓のほか、男性では前立腺、女性では子宮・卵巣・乳腺が対象です。(※対象臓器の選択はできません。)
- ◎アミノインデックスが含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- 三大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)のリスクをチェックしたい方
認知機能低下のリスクをチェックしたい方(50歳以上の方のみ対象)
- 三大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)のリスクをチェックしたい方
- ※現在のリスクを評価する検査で、生涯にわたってのリスクを予測するものではありません。
また、がんや疾患を診断するものでもありません - ※こちらの検査についての医学的なご質問は、当日医師に直接お問い合わせください。
事前予約のほか、医師と相談後の当日申込も可能です。 - ※妊娠、授乳中の方、がん患者(治療中含む)、先天性代謝異常、透析患者の方は検査結果に影響が出ますので、検査を受けられません。
料金 ¥24,200(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
アレルギー39項目検査
39種類の物質について、アレルギーの可能性を血液検査で判断します。
- ◎アレルギー検査が含まれているコース…該当なし(全コースオプションでの追加)
- ◎この検査を推奨する方
- アレルギー症状があり、原因を調べたい方
- 【植物】
- 杉、檜、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、ハンノキ属、シラカバ属
- 【動物】
- ネコ皮膚、イヌ皮膚
- 【昆虫】
- ゴキブリ、ガ
- 【食品】
- 小麦、大豆、米、ゴマ、蕎麦、マグロ、サケ、サバ、エビ、カニ、ピーナッツ、ミルク、牛肉、豚肉、鶏肉、オボムコイド(卵白中の主要蛋白)、卵白、リンゴ、キウイ、バナナ
- 【カビ】
- アルテルナリア、アスペルギルス、マラセチア属、カンジダ
- 【その他】
- ラテックス、ヤケヒョウダニ、ハウスダスト
料金 ¥18,920(税込)
【企業の健診で受診される方へ】
こちらは、当院の人間ドックのオプション価格です。健康保険組合や企業契約がある方は、契約価格が優先されます。ご予約・お問い合わせはこちらまでお願い致します。
お電話の際「企業健診の申込希望」とお伝えください。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
≪肝臓がん≫
おすすめ検査:腹部エコー検査・腹部CT検査・HBs抗原検査・HCV抗体検査
肝臓がんの原因の大半はB型・C型肝炎ウイルス感染によるものですので、ご家族で感染者がいる場合や不特定多数の血液を扱う職種の方にはB型肝炎抗原検査・C型肝炎抗体検査をおすすめします。
※B型肝炎抗体検査は主にB型肝炎ワクチン接種効果を確認する検査であり、現在の感染状況を調べるものではありません
すでにこれらの感染が判明している場合は定期的に専門的な血液検査(健診・ドックにはない項目)や肝画像検査が必要ですので保険診療受診をして下さい。
なお、肝臓がんのリスクは、ほかにアルコール性肝炎・脂肪肝・肝硬変が挙げられ、近年は脂肪肝からの肝臓がんの増加が目立ってきています。AST(GOT)・ALT (GPT)の数値が高いほど肝臓がんリスクが上昇しますので、長年基準値を超えている場合には肝臓がんへの注意を高めましょう。
肝臓がんは自覚症状や健診で行う血液検査での異常が出にくいため、早めの発見には画像検査が必要です。ただし超音波検査の場合、肥満がある方・腸内ガスが多い方では観察可能範囲が狭くなり、異常検出能力が下がります。
腹部CT検査については下欄の『※腹部CT検査について』をお目通し願います。
≪膵臓がん≫
おすすめ検査:腹部エコー検査・腹部CT検査
膵臓がんは、膵臓の位置や構造の関係・膵臓がん自体の特性のため早期発見が難しいがんです。
しかしながら、高リスクの人に定期的な膵臓画像検査を行うことで早期発見につながる可能性があります。
ステージ0で発見された膵臓がんの5年生存率は85%程度という報告があり、早期発見ができれば治療効果も期待できます。
主な膵臓がんリスクは次の通りです
①血縁家族の膵臓がん発生
②糖尿病(特に発症3年以内だが、罹病期間が長いほどにもリスク増加)
③肥満
④慢性膵炎・大量飲酒習慣
⑤喫煙
⑥IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)・膵のう胞
膵臓は体の深いところにありエコー検査では確認可能範囲が限られることもありますが、肥満・腸内ガスなどの悪条件がなければ異常検出能力はCT検査に大きくは劣りません。下欄『※腹部CT検査について』もお読みください。
※腹部CT検査について
腹部CT検査は被ばくを伴いますが、がん高リスク状態に加えてエコー検査で膵臓や肝臓などの観察が困難な高度肥満の方ではご利用いただいたほうが病変検出の可能性が高くなるものと考えられます。
ただし、人間ドックでのCT検査では造影剤を使わないなどの制限がありますので検出できる異常には限界があります。
なお、ペースメーカー・除細動器等を装着されている場合、人間ドックでのCT検査は安全管理上実施できません。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
~がんに関連するその他の検査~
≪腫瘍マーカー(血液検査)≫
『腫瘍マーカー』はがんが進行すると上昇する物質の総称ですが早期がんでは上昇しないことが多く、がんがなくても上昇する場合もあります。
腫瘍マーカーは本来、がんまたはがんの疑いとなる検査所見があることが確認できている場合に測定してがんの進行具合を判断したり、検査所見ががんであるかどうか推測するために実施する検査です。
現在、PSAでの前立腺がん検診以外には腫瘍マーカー単独検査をがん検診として推奨するエビデンスはありませんが、他の腫瘍マーカーであっても上昇をきっかけとしてがんが見つかる可能性はゼロとは言えないこととご希望の声があることからご用意しています。
ご利用は以下にある説明をお読みいただきご理解のうえでお願いいたします。
一つの臓器のがんでもがんの組織型(種類・性質)は多数あり、組織型によって上昇する腫瘍マーカーの種類が異なります。
たとえば肺がんで多い組織型は腺癌・扁平上皮癌であり、これらに対応する一般的な腫瘍マーカーは順にCEA・SCCおよびシフラです。腺癌である場合にSCCやシフラは上昇しませんし、扁平上皮癌である場合にはCEAは上昇しません。さらに、肺がんには腺癌・扁平上皮癌以外の様々な組織型が存在し、対応する腫瘍マーカーはそれぞれで異なります。
また、腫瘍マーカーのうちPSAは前立腺特有で他の臓器には存在しませんが、このように1対1で臓器と結びつくものはごく少数です。
CEAが高値となる腺癌は肺以外にも胃・大腸・膵臓・乳房をはじめとした他の複数の臓器でも発生しますので、同時に行った他の検査でがんを疑う所見がない場合にはがんの原発臓器を特定するために様々な検査が必要になることがあります。なお、CEAは喫煙・加齢によって上昇する傾向もあり、原因ががんではない場合もあります。
腫瘍マーカーが基準値よりも上昇している場合、人間ドック・健診では他の検査結果から得られる情報が限られていますので「がんではない」という判断をすることが困難です。このため、腫瘍マーカーの変動を確認して方針を考えるための再検査や、上昇の程度が大きい場合には精密検査をお勧めせざるを得ません。
要再検査・精密検査となりますと精神的ストレスのほか、改めて医療機関の受診が必要なので経済的・時間的負担も発生します。そして、冒頭にも書きましたように精密検査をしてもがんが見つからず原因がわからないということが少なくありません。こういった不利益もあるということをご承知おきください。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
≪大腸がん≫
おすすめ検査:便潜血反応検査・大腸フローラ
大腸がんやがんの芽となることが多い大腸ポリープの表面は出血しやすいので、便潜血反応検査で陽性の場合に大腸カメラ検査を受けることで大腸がんの発見につながり、死亡率減少効果が認められています。便潜血反応検査は実施回数が多いほど死亡率減少効果が上昇しますので毎年受け続けることが望まれます。
がんとは関係ない痔などが原因で陽性となることもありますが、痔の出血と思い込んでいたら実はがんだったという方を見ることが珍しくありませんので陽性の場合には必ず精密検査を受けましょう。
進行がんがあっても便への血液の混じりにはムラがあるため、陽性とならない場合もあります。便潜血反応検査が陰性であっても大腸がんがないことの証明とはなりませんので陽性の場合にこの検査を再度行うことは無意味です。
大腸カメラ検査の実施は外来のみですので、ご希望の場合は外来を受診して下さい。
便潜血反応検査で陰性であっても大腸がんを疑う症状(肛門からの出血を自覚している・便秘の悪化・便が細くなり続ける・便秘と下痢をくり返すなど)や大腸ポリープの既往がある場合には保険診療で大腸カメラ検査を受けることが可能です。
大腸がんのうち遺伝性のものは5~10%程度です。遺伝よりも飲酒や普段食べている食物の内容などの生活習慣・環境的な要因が影響して発生している大腸がんが多いです。
大腸がんと大腸フローラ(細菌叢・さいきんそう)の関係は現在も研究が進められている所ではありますが、大腸がんとの関連が強い細菌種が存在することは判明しています。
大腸フローラ検査では大腸がんと関連する菌種について評価する項目があり、大腸がんリスクを知ることができます。リスクが高いという評価になった場合、当院で保険診療での大腸カメラ検査を受けることができます。また、細菌バランスを整えるための個別アドバイスを検査会社(株式会社サイキンソー)から受けることができます。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
≪肺がん≫
おすすめ検査:胸部CT検査※ペースメーカ・除細動器等を装着されている場合は実施できません
胸部X線検査(通常のX線撮影)での肺がん検診により死亡率減少効果があるとはされていますが、正直なところ胸部X線検査では肺がん自体がはっきりわかりやすく写っていないことが少なくありません。また、心臓・骨・横隔膜より下の内臓などによって死角となる部分もかなりあり、発見が難しい場合が少なくありません。
CTによる肺がん検診は放射線被ばくや過剰診断といった不利益もありますが、長野県では自治体検診として行っており肺がんの早期発見率が上がっているという報告があります。(死亡率減少効果はデータ不十分でまだ結果が出ていません)
CTによる肺がん検診をおすすめする適切な対象・間隔は検討の最中ですが、喫煙者では非喫煙者の4~5倍近く肺がんリスクが上昇し、喫煙者の中でも50歳以上かつ喫煙歴が20年以上の方は特に高リスクと考えられますのでCT検診をおすすめします。40歳未満ではCT検査による不利益のほうが大きいと現在は考えられており、積極的にはおすすめしません。
非喫煙者の肺がんは進行がゆっくりめなものが多いのでCT検診は数年ごとでよいと現在は考えられています。
受動喫煙者での推奨検診間隔については、言及しているものがまだありませんが、非喫煙者に比べた肺がんリスクは約1.3倍であるとされています。
人間ドック・オプション検査のご案内
≪動脈硬化についての検査≫
高血圧症・脂質異常症・糖尿病・喫煙・受動喫煙・多量飲酒習慣のある人では動脈硬化が進行しやすくなります。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞・脳卒中などの血管疾患や腎機能障害のリスクが高くなります。
動脈硬化が全身ですべて同じ速さで同じように進行するわけではありませんので、一部分の評価で全身の動脈の状態がわかるわけではありませんが、一部分だけの評価であっても異常があり高度なほど血管疾患リスクは高くなると考えられています。動脈硬化について評価可能な検査は以下の通りです。
頸動脈エコー
胸部X線検査(通常のX線撮影)での肺がん検診により死亡率減少効果があるとはされていますが、正直なところ胸部X線検査では肺がん自体がはっきりわかりやすく写っていないことが少なくありません。また、心臓・骨・横隔膜より下の内臓などによって死角となる部分もかなりあり、発見が難しい場合が少なくありません。
血圧脈波検査(CAVI・ABI)
- □不整脈・大動脈弁閉鎖不全(弁膜症の一種)のある方では精度が落ちることがあります
- □手足の麻痺・透析のシャント・乳がん術後で血圧測定禁止の腕・足がある場合は実施に制限があります
- □検査前血圧が180/110以上の場合には安全管理上実施できません
両手足の血圧を同時に測定し、大動脈と下肢の動脈の硬さの推測や上下肢の動脈狭窄の可能性を評価します。腕や脚の動脈狭窄を疑う症状(片方の手だけ冷える・歩行中に太ももやふくらはぎが痛くなるなど)がある方には特におすすめです。
CAVI値は9.0以上で動脈硬化があるものと考え、10.0以上で心筋梗塞・脳卒中リスクが特に高いと考えます。
ABI値は0.9以下で下肢動脈狭窄が、また、腕の血圧の左右差が大きい(目安として20mmHg以上の差がある)場合は血圧が低い側の動脈狭窄が疑われます。
CT検査※ペースメーカ・除細動器等を装着されている場合は実施できません
破裂すると命にかかわる大動脈瘤の原因で最も多いのは動脈硬化です(原因は他に外傷・炎症・感染・先天性などがあります)。大動脈径が胸部で45㎜・腹部で30㎜を超えたり、大動脈の壁の一部がコブ状に突出した状態が大動脈瘤です。
胸部X線では大動脈は一部分しか見えません。また、腹部エコーでは腸内ガスや肥満などの影響で大動脈の観察が困難な場合がありますので、大動脈瘤の有無をしっかり確認したい場合にはCT検査が必要です。
なお、胸部大動脈瘤は喫煙・高血圧で悪化します。腹部大動脈瘤は男性・65歳以上・喫煙者・高血圧・家族歴がある場合に特に注意が必要とされています。
BNP検査(血液検査)
自覚症状のない軽度の心不全でも血液中のBNP(主に心臓で分泌され心臓の負担が増すと分泌亢進する物質)は上昇します。心不全である場合には早期から生活習慣や血圧などに注意を払い重症化を遠ざけることが必要です。
心臓に負担がかかりやすい高血圧症・糖尿病や肥満のある方・喫煙者では定期的な確認が望まれます。
また、心不全を疑う症状がある方(疲れやすい・息切れしやすい・むくみが消えない・動悸がするなど)や胸部X線で『心陰影の拡大』という所見がある方にもおすすめの検査です。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
≪食道がん≫
おすすめ検査:胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査
バリウム検査では、早期食道がんや食道がんリスクの高い病変(バレット食道など)を見つけることは非常に困難ですので、喫煙・飲酒・肥満のほか慢性的な食道炎といった食道がんのリスクを高めるものがある場合には定期的な胃カメラ検査をおすすめします。(胃カメラ検査の時には食道・十二指腸も観察します)
≪胃がん≫
おすすめ検査:胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査・ピロリ菌検査
バリウム検査ではバリウムの胃壁への付着具合や胃の膨らみ具合の良し悪し・小腸に流れたバリウム陰影などにより胃がんを見つけにくいことがあります。バリウム検査での胃がん発見率は胃カメラの1/3程度ですので、胃がん発見には胃カメラ検査のほうがおすすめです。
胃粘膜表面の変化よりも先に胃壁が硬くなるタイプの胃がんではバリウム検査のほうが発見しやすい場合がありますが、こちらのタイプの胃がんの発生は進行胃がんのうちの1割程度であり、胃カメラでみつけやすい胃がんのほうが多いです。
●ピロリ菌について
日本人の胃がんの原因の99%はピロリ菌感染です。感染しやすいのは5歳頃までで、成人してからの感染成立は非常に少ないとされています。井戸水利用で感染率が高いほかに家族内感染もありますので、ご家族でピロリ菌を除菌した・胃がんになった方がいる場合の他、バリウム検査で「慢性胃炎」の指摘がある場合もピロリ菌感染が疑われますので一度検査することをおすすめします。
ピロリ菌に感染している場合、除菌治療を受け成功すると胃がん発生リスクは1/3程度に減ると考えられています。しかしながら、除菌治療後であっても未感染よりも胃がんリスクが高めではありますので少なくとも2年に1度の継続的な胃カメラ検査を受けましょう。
当院でのピロリ菌検査は血液と便の二通りがあり、いずれの検査も長所・短所や精度の限界があります。
血液⇒ピロリ菌に感染したことにより体が作るタンパク質の一種である『抗体』の量を調べます
・採血で行えるので手間がかかりません
・偽陽性となる場合があります(過去の感染で陽性となることもありますので除菌治療を受けたことがある人には不向きの検査です)
・感染成立直後の場合や体質などにより偽陰性となることがあります
便⇒便に混ざっているピロリ菌の成分『抗原』の有無を調べます
・大腸がん検診用とは別容器で便検体をご提出いただく必要があります(後日提出可能)
・胃酸分泌抑制剤(パリエット・オメプラール・タケプロン・ネキシウムなど)を服用中の場合、感染中であっても偽陰性となることがあります
・除菌治療後の確認の場合にはこちらの検査をおすすめします
なお、ピロリ菌検査で陽性の場合、①胃カメラ検査で胃がんがない(胃がんがあれば胃がん治療が優先されます) ②胃カメラ検査でピロリ菌感染を示唆する所見がある などの条件に該当していないと保険診療での除菌治療を受けることができません。(バリウム検査結果のみでは保険診療除菌はできません)
また、ピロリ菌には薬剤耐性を持つものがありますので、服薬後は効果判定の検査を受けることが必要です。
人間ドックオプション 気になるがん別おすすめ検査
≪乳がん≫
おすすめ検査:40歳以上⇒マンモグラフィ(高濃度乳腺の方では超音波検査)
40歳未満⇒乳房超音波
●マンモグラフィについて
40~74歳の女性が2年ごとにマンモグラフィ検査を受けることで、乳がんによる死亡率が減ることがわかっています。微量ながらも被ばくを伴う検査であり、毎年と2年ごとで効果に大差なく、マンモグラフィ検査回数が頻繁になると乳がんリスクを高めるという報告もあることから現在のところ40歳以上の女性で2年に1回のマンモグラフィ検診が推奨されています。
40歳未満の若い人では、マンモグラフィ画像で正常乳腺の白みが強くなる(高濃度乳腺)傾向が強く、乳がんに関係する陰影(白色)が正常乳腺に隠れがちなことからマンモグラフィ検診は推奨されません。40歳以上でも高濃度乳腺の場合は超音波検査がのぞまれます。
当方では、高濃度乳腺の場合は結果報告書に記載しています。高濃度乳腺自体は病気ではないので高濃度乳腺のみを理由に超音波検査をご希望の場合は保険診療適応外となります。
制汗剤・パウダー類は石灰化のように写る場合がありますので検査前は使用しないでください。
なお、マンモグラフィは妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中・断乳後6ヶ月以内、豊胸術後の方、ペースメーカや水頭症治療の管(VPシャント)が入っている方のほか、長時間立ち続けることができないなど撮影に必要な体位がとれない方では、検査の精度や安全面の点からお断りしています。
●超音波検査について
4超音波検診での乳がん死亡率減少効果についてはデータが不十分でまだ結論が出ていませんが、マンモグラフィでは見つけにくい乳がんを発見できることがあります。
超音波検査では、実際にはすぐに治療を要しない原因による変化が乳がんを疑う所見となることがマンモグラフィよりも多く、マンモグラフィよりも要精密検査判定率が高いというデメリットがあるとされていますが、被ばくがなく痛くないというメリットがあります。
※当院健診科でマンモグラフィと乳房超音波検査を同時にお申込みの場合、超音波検査はマンモグラフィ読影結果が出る前に行う分離併用方式です。マンモグラフィに異常があることをわかって行う場合とは検査手順が異なるスクリーニング検査であることをご了承願います。
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≪感染症に関する検査(血液検査)≫
①B型肝炎
抗原検査:現在の感染について調べる検査です。
抗体検査:B型肝炎ワクチンの効果が出ている場合や過去の感染で陽性になります。現在の感染について調べるものではありません。
②C型肝炎
抗体検査で行い現在の感染や過去の感染で陽性となりますが、感染成立直後では陽性となりません。
※人間ドック・健診でのスクリーニング検査は抗体検査で行うのが一般的で、現在の感染確認はPCR(核酸増幅)検査で行います。C型肝炎の治療歴がなく抗体検査が陽性の場合には保険診療受診をして下さい。
③梅毒検査
梅毒は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)という微生物による感染症で、近年感染者が増加しています。皮疹・皮膚や粘膜の潰瘍から始まり進行すると様々な臓器病変(髄膜炎・肝炎・腎炎・視神経炎・他色々)を引き起こします。性行為のほか胎盤を介して胎児に感染し『先天性梅毒』を起こす場合もあります。
健診での梅毒検査は2種類の血液検査(当院ではRPRとTPHA)で行います。(健康保険組合との事前契約で実施の場合には1種類だけのことがあります)
検査結果の一般的な解釈は次のようになります。
いずれの検査も感染のごく早期では陽性とはならず、TPHAは治癒後も陽性で生涯継続します。また、梅毒は過去に感染し治癒しても再び感染しうる病気です。健診で行う検査では現在感染していないことを完全に診断できるものではありません。過去の感染のご申告がなくいずれかが陽性の場合のほか、ご申告があった方であっても陰性となっていたRPRが陽性に変化した場合には現在の梅毒感染を疑わざるを得ず受診のお勧めとなりますことをご理解願います。
④麻しん(はしか)抗体・風しん抗体
これらのワクチン接種が1回だけの場合や接種歴が不明の方におすすめします。
これらの“抗体”が一定量以上あれば、その感染症にはかかりにくいと考えます。抗体量が不十分の場合には自身が感染するほか、他の人に感染させてしまう可能性も高いのでワクチン接種が望まれます。
麻しんは感染力が高いうえに重症化しやすく、死亡したり深刻な後遺症が残ることが少なくありません。
風しんは感染しても無症状の場合が少なくありませんが、妊婦が感染すると胎児に回復不可能な障害を生じることがあるため社会的な問題となっています。ワクチン接種歴が2回あれば99%の人で免疫がつくとされていますが、年月とともにワクチンの効果が落ちている場合もあるため妊娠予定の場合には事前の確認が望まれます。
※妊娠中はこれらのワクチン接種はできませんのでご注意ください。