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(注1)子宮体がん(子宮内膜がん)検診

 子宮体がんは、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎えます。
国立がんセンターの2019年の統計によると、日本では毎年約1万8000人が子宮体がんと診断され、約2700人が死亡しており、近年、年齢に関係なく増加傾向にあります。
子宮体がんの症状としては不正性器出血が多く、細胞診検査を行うことで早期発見が可能で、早期がんであれば完治可能です。

当院での子宮体がん検診について

 子宮体がんに対する検査は子宮頸がん検診と同様に、まずは細胞診にて行います。
ただし、子宮頚がんでの細胞採取と異なり、直視できない子宮腔内に細い管を挿入して細胞を採取するため、まずは当院の専門医が経腟超音波で子宮内膜の状態ならびに子宮の位置を確認します。
そののち鉗子で子宮を手前に引き下図のように約7㎝ほど検査管を挿入して子宮体部の細胞を採取します。経腟分娩が未経験な方や子宮筋腫がある方では検査管挿入が難しい場合もあります。個人差はあるものの、ある程度の出血や痛みを伴いますが通常はすぐに軽快
します。

子宮体がん(子宮内膜がん)検診

★市や区などの公的な子宮頸がん検診や会社の職域検診には通常、経腟エコーや血中腫瘍マーカーの検査は含まれていません。市検診・職域検診などで診断できるのは子宮頚がんのみで、子宮体がん(子宮内膜がん)・卵巣がんの検査は含まれていません。

検査日 :毎週水曜日午前・午後、木曜日午前
(人間ドッグ・健康診断部門で予約受付け中、市検診、職場検診などと一緒に検査可能です。婦人科腫瘍専門医・がん治療認定医が担当致します。)

検査内容:体部細胞診・経膣エコー

費用  :¥5,500